日だまりサロン

このブログでは、子育て、夫婦、介護など日常の中で感じた事を日記として掲載していきます。

ほっと一息、ティータイム 日だまりサロン

毎月1回の日だまりサロン

雨の中、お母さん達が集まった。

一人一人のお母さんの、おしゃべりサロン。

 

いつも、涙を流していたお母さんが、今日は笑顔だった。

そんなに、状況が変わったわけではないが、嫌なことがあった時、

「トイレを綺麗にしちゃお。と一生懸命掃除したら気持ち良くなったんです」と。

お母さんが、笑顔になることが大切。

対応の変化に、みんなから、頑張ったねと、拍手。

 

2回目参加の、お母さんは、沢山話された。

「ここは、本音で話せるからいいんです!」と他のお母さんが言ってくださった。

子育ては、みんな初めてから始まる。

当然、ビックリする事や、泣きたくなること、不安、葛藤、が起こってくる。

そんな時、お母さん達が、共に語り合ったり、共感しあったりして

母親として成長していけたらいいと思う。

いろんなお母さんの話しを聞いてみると、視野が広がり、自分の悩みが小さく見えてくる。

 

ホッとひといき、ティータイム 日だまりサロン。

地域のお母さんが元気になりますように!そしてその輪が広がりますように!

 

(行田市田んぼアート)

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日だまりサロン 相模原障がい者施設殺傷事件に思う

7月26日相模原障がい者施設殺傷事件が起きた後、とても考えさせられました。   日だまりサロンに来られているお母さんの中に、障がい者施設に勤務している方がいて家族の大変さを聞いていたからかもしれませんが、どのように考えたらいいのだろうかと。

そんな中で、7月28日の新聞で、向野幾世先生の書かれた本、「お母さん、ぼくが生まれて ごめんなさい」(扶桑社)を知って読みました。

 

僕が生まれて ごめんなさい

ごめんなさいね おかあさん

ごめんなさいね おかあさん

ぼくが生まれて ごめんなさい

ぼくを背負う かあさんの

細いうなじに ぼくはいう

ぼくさえ 生まれなかったら

かあさんの しらがもなかったろうね

大きくなった このぼくを

背負って歩く 悲しさも

「かたわな子だね」とふりかえる

つめたい視線に 泣くことも

ぼくさえ 生まれなかったら

ありがとう おかあさん

ありがとう おかあさん

おかあさんが いるかぎり

ぼくは生きていくのです

脳性マヒを 生きていく

やさしさこそが 大切で

悲しさこそが 美しい

そんな 人の生き方を

教えてくれた おかあさん

おかあさん

あなたがそこに いるかぎり

 

脳性マヒの診断にガク然

やっちゃん—山田康文君は昭和35年奈良県桜井市で生まれました。3人兄弟の真ん中で、両親の他に曾祖母、祖父母もいる大家族でした。

生後12日目から3日間38度5分の熱が続き、重症黄疸が出てきました。お乳を吸う力がほとんどなく、8ヵ月目に脳性マヒの宣告を受けました。

母親の京子さんは、望みをかけて、やっちゃんをおんぶして大学病院めぐりをしました。近代医学の治療だけでなく東洋医学のハリ、指圧の治療も漢方薬も買い求めて飲ませました。科学からも医学からも見放された親子にとって残された道は信仰でした。

心無い言葉に涙

やっちゃんを背負って公園に行っても指さされ、車いすに乗せて兄弟の授業参観に行っても、奇異な目で見られ、ヒソヒソと話す人達の冷たい視線に耐えなければなりませんでした。

食事に2時間もかかる

5歳ごろから日々の訓練が実って、食べ物は家族と一緒のものを食べました。パンでも肉でも野菜でも、ことごとく細かくちぎって食べさせるのです。口がうまく開いてくれないので、こぼしやすく2時間もかかるほどでした。

すぐにへんとう線をはらしたり、熱を出したりしました。麻疹やインフルエンザが流行り始めると真っ先にかかっていました。お母さんが少しでも油断すると、たちまち病気になってしまうという感じで、やっちゃんの健康に絶えず心を配っていなければなりませんでした。歯を食いしばって生きてきたお母さんですが、精根尽き果てるとき、一緒に死のうと思ったことが数え切れないほどありました。

それを押しとどめたのは、家族ぐるみの温かい支えと、なんといってもやっちゃんの生きる意欲でした。ちょっとしたことでも、細い体をくねらせて、体全体で生きる喜びを表すのです。

やっちゃんが詩をつくった

やっちゃんは相手の言葉は理解できますが、自分は一切しゃべれず、「アーアー」というような声になるだけです。唯一のコミュニケーションの手段が目と舌。ウインクはイエスのサイン、ノーノー、いやだと舌を出します。養護学校で担任の向野幾世先生に出会ったことは幸運でした。ある時、ボランティアサークル「たんぽぽの会」が、養護学校の生徒の作った詩にメロディーをつけて、フォークコンサートを開くことになり、やっちゃんも詩を作ることに挑戦しました。先生は、やっちゃんの舌を出すことと、目をつぶること、そして全身の緊張という障がいを使って、話をすることで、ことばのノート整理を始めたのです。先生はやっちゃんの言いたいことを想像し、思い浮かぶ限りの言葉を口に出します。やっちゃんは納得する言葉が出るまで舌を出し、「それ!」という時に目をつぶります。こうして気の遠くなるような時間をかけてできたのが、最初の詩でした。

「わたぼうしコンサート」の当日、文化会館大ホールは満員。歌になった生徒達の詩が次々に披露されました。やっちゃんの詩は、メロディーを担当した青年は、歌になる前に、胸が詰まってどうしても歌にできず、朗読することになりました。お母さんと車いすのやっちゃんが舞台で紹介され、向野先生がその詩を朗読しました。

会場は、言葉では言えない衝撃と感動の渦に包まれていきました。

参加した人達の心を突き動かした歌とやっちゃんの詩は、全国に大きな波紋を呼びました。レコードになり、ラジオ、新聞、テレビで紹介され、わたぼうしコンサートの全国公演になって、障がい者のための「たんぽぽの家」の建設へとつながっていったのです。やっちゃんとお母さん達の思いが”わたぼうし”に なって心から心へと広がっていったのです。

やっちゃんは、コンサートから1カ月半後、亡くなりました。昭和50年6月11日、6月2日の15歳の誕生日を迎えた直後でした。

 向野先生は、「ごめんなさいね おかあさん」というフレーズは、やっちゃんにとって「ありがとう おかあさん」という言葉と背中合わせになっている、といいます。

「あの子の詩は、障がい者が『ごめんなさいね』なんて、言わなくても済むような世の中であってほしい、というメッセージ。今もこうして、皆さんの心に、呼びかけ ているんですね。いま、障がい者の問題は、高齢者の方たちの問題でもあります。『老いる』と言うのは、障がいが先送りされているということ。歳をとると、足腰が不自由になって車椅子が必要になったり、知的障がいになったり、、、、。健常者の方も、たいていはいつか障がい者になるんですよ。だから、やっちゃんたちは 私たちの先輩。世の中をより良くするよう切り開いてきた、パイオニアなんです」

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そういえば、私の母も93歳になり、とてもとても、健康で頑強だった母ですが、今は車椅子。認知症もでてきています。亡き義母も、亡くなる前は、車椅子で、何も一人では出来なくなっていました。

そう考えると、障がい者問題は、他人ごとではなくて、しっかりと向き合って考えておかなければならない事ではないでしょうか?

ある朝の朝礼で、校長先生が、「君たちは、体は不自由なんだけど、心は健康だから・・・」と話されたそうです。健常者であっても、心が健康でない人がいる。障がい者であっても、心は健康な人もいる。

やはり、心が健康であるかどうかがとても重要だと思います。相模原の、事件を起こした人は、健常者だったかもしれませんが、心が健康ではなかったのだと思います。外見や、地位、名誉、金力、知識力、以上に心の健康を高められるようにしていかなければならないと深く考えさせられました。

今回も、色々なお母さん達が集まりました。

語り合いながら、共感したり、自分の足りなさを感じたり、お母さん達の頑張りを感じたりして、とても学ばせていただきました。

「日だまりサロン」

 

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日だまりサロン 子は親の鏡

今日のひだまりサロンでは、最初にドロシー・ロー・ノルトの詩「子は親の鏡」を

読んで、感想を述べあいました。

 

子は親の鏡

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる

とげとげした家庭で育つと、子どもは乱暴になる

不安な気持ちで育てると、子どもは不安になる

「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる

子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる

親が他人を羨んでばかりいると、子どもは人を羨むようになる

叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる

広い心で接すれば、キレる子にはならない

誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ

愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ

認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる

見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる

分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ

親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る

子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ

やさしく思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ

守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ

和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる

   ドロシー・ロー・ノルト 「子どもが育つ魔法の言葉」(発行:PHP研究所)より

 

この詩は、私が子育て真最中の時、読んで感動した言葉で、子育て真最中のお母さんには、とても心に響きます。

 

著者がこの詩を書いた当時のアメリカでは、子どもをきびしく叱ることが親の役割と思われていました。当時の親御さんたちの悩みに答えたいと思って、どんな親になったらいいのか、その答えをこの詩に託したそうです。

そして、書籍には、読者に語り合うように、この詩の一行一行について、詳しい解説が記されています。

 

この詩を読んで、あるお母さんが、

「近くに、嫁姑の仲がとても良くない家があって、時々大声で罵声を浴びせる。そんな時気分が悪くなって窓を閉める。人に対しても、丁寧に話しかけることが大切ですね。」と言われました。

 

また、「この詩は子どもだけではなく、夫、妻、姑、だれにでも通じることだなあ、しかし、その嫁姑さんは、きっと大変だろう。もう限界なのかもしれない。」と感じた方もいました。

 

その後、コーヒー、紅茶を頂きながら、一か月間のそれぞれの出来事、感じたことを語り合いました。

手作りの「杏仁豆腐」と、ベルギーのお菓子の差し入れがとても好評でした。

 

日だまりサロンの後、暑気払いで、薬膳料理を食べに皆さんでいってきました。

とても素敵な店で、毎日頑張っているお母さん達もちょっと元気になれたかなあ!

 

その帰りに、家族にケーキのお土産を買って終了。

来月もやります!(^^)!  

 

我が家のガーベラとキュウリ・・・これからが楽しみ!

 

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日だまりサロン 「10か月ぶり」

「10か月ぶり」

お仕事でなかなかお休みが取れず、メールだけの交流をしていたお母さんが

10か月ぶりに来られた。

その方のお話は、

今朝5時半に高2の息子が涙目で話してきたそうだ。

バレーボール部長をしていて、それに対する顧問の対応に、

「もう限界。自分にはそんな力はない」と話してきた。

お弁当作りをしていたお母さんだったが、今までにない息子の様子に手を止めて、

座って同じ目線に立ちしっかり話を聞いたそうだ(エライ)。

参加者から部活に対するいろんな意見が出た。

 

ポイントは、

・親は、よく聞いてあげ早とちりしない(傾聴)。

・最終決定は、本人にさせる。

 

色んな、お母さん達が、夫婦、子育て、介護、etc。頑張って来られた。

 

大変な苦労している方もいるのだが、一人一人の話を聞きながら、客観的に自分を見つめ、色々学ぶことができた。

家庭の中の要である、お母さんが少しレベルアップする事。

その為に、学ぶ事の大切さを感じた。

 

先輩お母さんからのひと言

人間という字。間を置けないと「間抜けになる」 間を置くことが大切です。

なるほど、すぐに、反応せず少し間をおいて考えよう。

 

ご苦労様でした。来月また会いましょう

今の苦労を乗り越えて、みんな幸せになってほしいと思う。

 

お散歩コースの紫陽花
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近くの畑のスイカ
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日だまりサロン 「一秒の言葉」

 ある、お母さんが持って来て下さった、中学校通信の中に、ステキな言葉が

載せてありました。

 

一秒の言葉

「はじめまして」

この一秒ほどの短い言葉に 一生のときめきを感じることがある。

「ありがとう」

この一秒ほどの短い言葉に 人の優しさを知ることがある。

「がんばって」

この一秒ほどの短い言葉で 勇気がよみがえってくることがある。

「おめでとう」

この一秒ほどの短い言葉で 幸せにあふれることがある。

「ごめんなさい」

この一秒ほどの短い言葉に 人の弱さを見ることがある。

「さようなら」

この一秒ほどの短い言葉が 一生の別れになる時がある。

一秒に喜び 一秒に泣く

「一生懸命 一秒」

小泉吉宏 

 

◇ひと言の言葉に、とても励まされることもあれば、ひと言の言葉で、

人を傷つけてしまうこともあります。

ひと言の言葉で、人(子ども)を勇気づけることのできる親になりたいものです。

 

◇この言葉を見て、話されたお母さん(保護司)の話が心に響きました。

中学生で、10人の悪(わる)とレッテルを貼られた子供たちがいた。その中の親分的存在のA君は特別で学校のトイレや、手すりなど、いろんなものを壊して、手に負えず、その当時の校長先生は、警察を呼び、その子は逮捕された。そのため、このお母さんが保護観察を担当した。

なかなか改善されなかったが、次に来た校長先生がすごい。

しばらくは、同様で荒れていたが、ある時この子を呼んで、校長先生が言った言葉。

「A君、私はこの学校を良くしたいと思う。その為には君の力が必要だ。私に、君の力を貸してくれないか。」・・・

 A君は、何も言えず、その日家に帰った。午前1時になっても眠れず、2時、3時、4時になって、気づいた。「俺の力が必要だと言われた。先生は、俺を認めてくれた。今まで悪いことをしてきたが、これからは、良いことをしていこう」と。

 それから、サッカー大会で力を発揮したり、進学をしたいといって、先生たちの協力を受け、見事、普通高校に進学したそうだ。

校長先生の、ひと言の言葉で、A君は変わったのだと。

 

◇私は、これを聞きながら、その一言をいうには、そこに人を思いやる心や日頃の行動がないと、なかなか言えない。

この一言をいかに言える人になれるだろうか?

 

 今回は、9人のお母さんが集まった。感動的な話が、色々あったので、

続きは、次回に。

 

 日だまりサロン

 

今日の写真は、咲き始めた自宅の薔薇

ロココ

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次の2枚は<ピエール>

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春を感じに行ってきました!国営武蔵丘陵森林公園(埼玉)

 4月の日だまりサロンは、自然の中へ行きたいと以前から計画していました。

 

昨年は雨で中止だったので、ヒヤヒヤ・・・

おまけに、前日は雨と強風で心配しましたが、当日(4月12日)は、写真のように

素晴らしいお天気でした!!

 

新緑の色が、何とも言えない位美しくて感動・感動。

ゆっくり、歩いて、深呼吸。空気が美味しい!心が喜ぶ時間を満喫して来ました。

お赤飯を、上手に作って持ってきてくださった方がいて、

みんな、ホッと幸せな時間と空間でした。

 

ぽんぽこマウンテン(運動広場)「日本一大きなトランポリン」で、空たか~くジャンプするのが・・・!(^^)!

少ししか飛び上がらない( ;∀;) でも無邪気に、飛び跳ねてピョンピョン。

 

毎日忙しく過ごしてきたお母さん達の心が、自然の中でリセットされて

みんなで、また一か月頑張りましょうと、来月の約束をしました。

 

◇ 運動広場花畑 アイスランドポピー と 真っ青な空

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楽しい ワクワク 日だまりサロンでした。

心地よい声 3000ヘルツ

今月の日だまりサロンも、内容が濃かった。

一か月に一度のサロンだが、お母さん達は色々な「心の学習」をしている。

 

不登校に葛藤したこと。

個性豊かな息子さんの行動や、その子に対する、学校の対応に悩まされたこと。

学校のママ友の関係で悩んだこと。

思春期の子供の行動に驚いたこと。

他にも嫁姑関係、親子関係等、参加者それぞれ色んな事があった。

 

◇お母さん達が、

ステキな音楽を聴きながら、コーヒーとケーキをいただき、話の花が咲く。

時には涙もあった。

 

◇心理学に関心ある方が、心理カウンセラー養成講座を受講した報告をして下さった。

・子育てに順風満帆はない

不登校児は健康優良児

・悩みの原因は全て対人関係

・子育てに大切なのは、感謝とありがとう

 良い情報を教えてくださり、前向きな姿勢になった。

 

◇心地よい声とは3000ヘルツ(新聞記事から紹介して下さった)

笑顔で話す声。

赤ちゃんに話しかけるお母さんの声が、3000ヘルツで一番心地よい声だそうだ。

なるほど、我が家に生まれた孫に語りかける家族の声が、みんな優しい声で、気持ち良かったのは、3000ヘルツだったのだと納得した。

 

◇1か月、内容は大変な出来事も多かったが、色々な苦労や、考えを聞きながら、自分を客観視して見つめたり、母親どうしで語り合い、傾聴する中で、緊張がほぐれ、前向きになれる。

  

子育てで、確実にお母さん達の心が成長している。

 

 我が家の庭にも春が来ました。

ビオラ)

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(プリムラ・チューリップ)

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